「おもちゃができたら、まっさきに僕が遊ぶんや…」 おもちゃをつくるだけでなく、加藤裕三の50年の人生にはグリコの「おまけ」の箱をあけるときのワクワク・ドキドキが、いっぱいいっぱい詰まっていた。加藤の友人でもあった詩人・吉田光夫が彼の作品を紹介するとともに「人間・加藤」の魅力を探る。
1987年、グリコの「おまけ」はそれまでのスタイルを一新し「グリコの動くおまけシリーズ」として発売されました。動物や昆虫、鳥、魚などシンプルにデフォルメしてユニークな動きを加えたおもちゃで、それが大人たちにも評判となり、ブームとなったのです。 デザインしたのは大阪生まれの玩具デザイナー・加藤裕三でした。このシリーズは、1993年までの6年間で150種類が商品化されています。彼は「おまけ」の原型を木で制作していました。木が持つ独特のぬくもりをそのまま残しておきたかったからです。そして手で触って動かす楽しさをコマ、やじろべえ、からくりなどの伝統的な遊びから取り入れて子どもたちに伝えようとしました。 2001年5月5日「こどもの日」。加藤は50歳でこの世を去りました。彼はグリコの「おまけ」のほかにも、木のからくりおもちゃ、幼稚園の遊具、はりがねの作品など、とてもたくさんのおもちゃを制作し、展覧会の企画やおもちゃショップの経営、おもちゃミュージアムの構想など、玩具デザイナーの枠を越えた才能も発揮しました。本書は加藤裕三のおもちゃ作品、彼をとりまく多くの方たちの証言や言葉をすくいあげてまとめたものです。 |
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【本書の内容】
●作品たち |
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グリコの動く「おまけ」の作者、として加藤裕三は少し世間に知られていると思う。 「はじめに」より
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加藤裕三のおもちゃ箱事務局 a.com@fancy.ocn.ne.jp |
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